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交香感－香りと対話する自分または自分を感じる香り

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2022年8月2日～7日まで、世田谷美術館分館の清川泰次記念ギャラリーで開催された香りのインスタレーションアート「交香感－香りと対話する自分または自分を感じる香り」。会場で展示していた8種類の香りです。今回の展示での新作は７です。

１　水珠(すいしゅ)：緑深い自然の中、流れ続ける美しい清流。よどみはなく、湧き続けてくるその水。凛として美しく、清涼感のある香り。

２　竹(たけ)：月明かりに照らされ翡翠のように輝き、しなやかに存在する清々しさのある青さのあるすっきりとした香り。かぐや姫モチーフにした香り。

３　星鳴夜(せいめいや)：夏の夜、静かに美しく輝く星が鳴いているかのような満天の夜。闇は星の明かりで優しく辺りを包み込んでいるかのような重さのある甘い香り。

４　寅(とら)：春の始まり。冬の厳しさ残る早春と雪解けを迎え一気に春へと動いていく自然のエネルギーをイメージした少し辛味のあるすっきりとした香り。干支シリーズの香りの一つ。

５　藤燈(ふじあかり)：月光と満開の藤の花の下。まるで藤が光を放つかのよう。その控えめな美しさと華やかさのある優しい甘さのある香り。

６　黒い蝶(くろいちょう)：漆黒の、黒の美しさを持つ黒い蝶。夜を艶やかに舞うかのような、妖艶な濃い甘さのある香り。

７　世界(あした)：穏やかでありながら強さのある、バランス、白と黒、暖かく包み込む静かな気持ちの香り。くぷくぷ笑うクラムボンとどちらにしようかと悩みましたが、こちらを創りました。

８　月(つき)：深い黒の闇を銀で冴え冴えと照らし出す冬の月夜のクールな印象を感じるすっきりとした香り。